歯ならびの事で少しでも悩んだら相談にきてください。自分の体の事に興味を持ち、知ることは大切な事です。受診してご自分の歯ならびの状態や矯正治療の事を知るのは、雑誌の記事を読んだりお友達の話を聞くのとは違うものがあります。もちろん当医院に来ていただければとてもうれしいのですが、当医院でなくてもかまいませんので。ぜひ専門の先生のいる所で正しい情報を得て欲しいと思います。
残念ながら特別なことはしていません。ただ、お一人の患者さんに集中して診療をしたいので、1回の診療時間をできるだけ1時間とるようにしています。毎回の治療毎に1時間もかかるわけではないのですが、気持ちよく治療を受けていただけるよう、予約をいただいた時間はその患者さんのためだけの時間になるよう心がけています。
初診時から、治療毎におおよその治療期間や各ステップごとの重要性を十分説明しているつもりなのですが、たまに、ご自分の気になるところが治ると、治療が終わったような気分になってしまい“早く装置をはずしてほしい”と希望される方がいらっしゃいます。そんな時、説明の仕方が悪かったのかな?と反省します。もうひとつは歯磨きをあまりせず、歯肉がはれてしまったり、ひどい場合には虫歯ができてしまったようなときには、とても残念に思います。
患者さんに喜んでもらえると嬉しいですね。特に、歯並びがきれいになって矯正装置がはずれた時の患者さんは一番うれしそうな顔をします。それを見ているとこちらもうれしくなります。
ぜひ一度ご相談ください。そして、できることならお口の中を見せて欲しいと思います。「歯と歯の間にすき間がある」、「大人の歯が曲がって出てきた」、「学校検診で指摘された」、「出っ歯のような気がする」、「前歯の噛み合わせが反対」、「歯並びがデコボコしている」、「うまく噛めない」、「発音が不明瞭と言われたことがある」など、こんな事を言ったら恥ずかしいと思わずに何でも話してください。治療をうまく進める為にも沢山の情報が必要です。気になること、治したい所をできるだけ多く教えて欲しいと思っています。相談にきたから、治療をはじめなければいけない、というものではありません。
矯正治療をご希望される患者さんにとって、治療をする先生の腕前というのはとても気になることの一つだと思います。ゆっくりと話をしてみると、なんとなく先生の治療に対する考え方はわかりますが、お話ししただけで矯正治療の腕前まで判断するのはとても難しいと思います。
そこで日本矯正歯科学会がその腕前の判断基準として「指導医、認定医」というものを今から10年以上前につくりました。当時大学病院に勤めていた私も認定医の資格を取りましたが、その後大学病院を退職、開業後、特に必要を感じなかったため5年に一度の更新をしませんでした。
ただ単に更新をしなかった訳ではなく、実はいくつか更新をしなかった理由があるのですが、誤解や問題が生じてしまうかもしれませんので、不特定多数の人が見ることのできるHP上では細かには書きません。
とにかく様々な理由から私自身は今現在認定医ではありませんが、認定医と同等以上の経験と技術と知識を持っています。ここに書ききれない様々なことにご興味がおありでしたら、矯正治療のご相談の際にでもどんどんお聞きください。